2011年5月21日土曜日

東京の玄関 再開発合?

 東京駅を挟んだ「東西」で、街の魅力を高め合う“再開発競争”が熱を帯びてきた。三井不動産と野村不動産は25日、東京?日本橋に大型商業施設を設けた複合ビルをそれぞれ28日に開業すると発表。東京建物も今月から京橋地区での再開発に乗り出した。コンサートホールや、営業時間を深夜までとした飲食店を誘致し、一足先に再開発を進める西側の丸の内や有楽町に流れている客足を呼び込もうと必死になっている。

 「街ににぎわいを呼び込みたい」

 商業施設「コレド室町」のオープンを前に、25日、都内で会見した三井不動産の岩沙弘道社長は日本橋で再開発に取り組む意義をこう強調した。同商業施設の開発は同社が日本橋の一角約1万1900平方メートルで手掛けている再開発の第1弾。2014年までに、街の景観にとけ込んだ計5つのビルを稼働する。

 コンサートホールや複合映画館の導入に加え、土日や深夜まで営業する飲食店誘致を広げて若者層を呼び込むことで丸の内など西側に対抗する。

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 ■三井?野村 商業施設で集客アップ

 日本橋は伝統的に老舗店が多く、夜の営業時間が短かったことや土日の休業店が多いなどの構造的な弱点があった。再開発ではこれを大型商業施設で補い、幅広い客層を呼び込み、地価向上にもつなげる。

 三井不動産はコレド室町だけで年500万人の来場を見込むほか、再開発が終了する14年には、日本橋への人の流入が現在に比べ、1日当たり8万人増えるとそろばんをはじく。

 野村不動産も、28日オープンの商業施設「ユイト」に午前4時まで営業するバーや、午前0時過ぎまで開く飲食店の誘致で若者を呼び込もうと躍起だ。

 日本橋同様に、東京駅や銀座に隣接しながら集客に苦しむ京橋の再開発も活発だ。東京建物は同地区の魅力アップに向け今月から京橋3丁目で再開発に着手した。地上24階建てで地下1階?地上3階に商業施設が入るビルを13年にオープンし「人の流れをつくる」(畑中誠社長)と意気込む。京橋では、清水建設本社や、第一生命相互館の建て替え工事が進むなど街が大きく生まれ変わろうとしている。

 日本橋と京橋地区での開発が相次ぐのは、丸の内?有楽町で三菱地所が進める再開発が成功していることが背景にある。三菱地所は1998年以降、丸の内に商業施設や美術館などを次々と開業。夜や土日は人けのない「ゴーストタウン」だったオフィス街に人の流れを生み、集客力を大幅に高めた経緯がある。(今井裕治)

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 ■東京駅周辺の主な再開発案件

        プロジェクト名      建設主体 完成予定

八重洲?京橋  第一生命相互館      第一生命  12年

        京橋3?1プロジェクト  東京建物  13年

        清水建設本社屋      清水建設  13年

日本橋     日本橋室町野村ビル    野村不動産 10年

        室町東三井ビル      三井不動産 10年

        1?5街区        三井不動産 13年

        2?3街区        三井不動産 13年

        2?5街区        三井不動産 14年

大手町?丸の内 丸の内1?4計画     三菱地所  11年

        大手町一丁目第2地区計画 三菱地所  12年

        日本生命大手町ビル    日本生命  14年

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引用元:Perfect World rmt

2011年5月10日火曜日

【タイ】高架電車BTS、投資拡大:車両調達などに100億バーツ

 バンコク都内の高架電車(BTS/スカイトレイン)運営を中核事業とするBTSグループ?ホールディングスは11日、2年以内に100億バーツ以上を投資する計画を発表した。車両調達などで電車事業を強化するほか、沿線不動産の開発などを行う。バンコク都庁(BMA)から運営を受託した高速バス(BRT)は15日、運行を開始する。

 12日付各紙に
よると、キーリー会長は、サービス拡大のため車両12両を調達することを明らかにした。電車路線の延伸工事が進んでおり、来年に総延長が現在の28キロから43キロになるほか、乗客増を見込めることが理由。保有車両は34両になる。

 子会社のバンコク?マス?トランジット?システム(BTSC)が手掛ける電車事業の今年の売上高は、昨年の42億バーツから
8%増加すると見込む。タクシン元首相派の反独裁民主戦線(UDD)によるバンコク都心での反政府活動の影響で、運行の一時停止、時間短縮などに追い込まれたが、乗客は増えており増収は可能だと説明した。

 情勢が緊迫化し、運行時間を短縮した際には、1日当たりの売り上げが通常の1,100万バーツから950万バーツに減少した。現在の1日当たりの UGG
乗客数は50万?58万人。

 一方、不動産開発事業では、沿線に所有する計130億バーツ相当の土地で開発事業を行う。電車との相乗効果を見込める物件を建設し、2年以内に売り上げを計上したい考え。

 電車や不動産の事業拡大資金を調達するため、来月に株主割り当てで120億バーツの増資を行う計画。

 BTSは、不動産開発タナヨン(
TYONG)がBTSCを買収後に社名変更して誕生した。鉄道運行、不動産開発、広告などの事業を手掛ける。

 タナヨンは、大株主から株式を取得し、出資比率を0.38%から94.6%に引き上げた。株式取得費用は計400億3,500万バーツで、現金で206億5,571万バーツを支払ったほか、タナヨンの新株をBTSC株と交換した。大規模増資により、タナヨンの rmt TERA
資本金は76億バーツから358億バーツに急増した。

 ■高速バスが運行

 BTSCは15日、BMAから受託した高速バスの運行を開始する。当初は運賃無料。11日に正式な受託運営契約を締結した。契約期間は7年で、受注額は13億バーツ。

 BRTは、道路の中央部に専用車線を設けてバスを走らせるもの。初路線はチョンノンシー?ラチ シャネル コピー
ャプルック間の15.9キロ。

引用元:Perfect World rmt